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NK総合建築株式会社 スタッフブログ
東京都練馬区で新築・リフォーム/設計・施工の会社、NK総合建築株式会社です。 当社の施工物件やお役立ち情報、スタッフの日々の出来事などご紹介していきます。
マンションの入口にオートロック自動ドアをつける

みなさんこんにちは

営業企画の西です。
今年に入ってからトレーニングに目覚めました。
毎日筋トレやジョギングやっていたら体重が1年前より8kg減り体調もよくなりました。
運動って大切ですねb
次の目標は180度開脚です。
これも毎朝ストレッチしてますがまだ120度くらいです(-_-;)
ちょっとムリっぽいです。
私の骨の構造だとどう考えてもあと5度くらいで限界な気がします。
次回ブログ更新の時には130度に目標修正されているかもしれません。
と、とりあえずがんばります。。

今日は先月完成したマンション入口にオートロック自動ドアをつけるリフォームのご紹介です。
築古のマンションだったり、規模の小さめの建物ですと、オートロックがなく誰でも中に入れる造りになっていることもありますね。

今回のご要望の背景は建物周囲で自転車盗難の被害にあってしまい治安に対する不安がおきてきました。
その為、今後の安全安心の為にご依頼頂きました。

【いま付いていないマンションにオートロックをつける】という工事は難易度が高いです。
何故かというと、
自分たちの出入りだけならば電動キーシステムの導入など、玄関入口周囲の作業だけで完結できますが、
【来客の対応を各室からできるようにする】という作業が非常に大変なのです。
分かり易い例で言うと、宅急便屋さんが来た時に、部屋のインタホンで応対してその場で自動ドアを開けないと、玄関口まで届けられないですよね。
その為、ドアをつけるのはマンション入口1階部分ですが、2階も3階もその上も全ての部屋の中に入って配線工事をしないといけないからです。
もちろん居住者もある状態なので部屋の中を壊したりは最小限にとどめる必要があります。

また、建具(ドア)構造が自動ドア(引き戸)ですと開き戸(観音開きなど)に比べて更に大変になります。
電子回路が複雑になり、伴い配線作業の範囲が増え難易度もあがります。

その為、実際の施工に先立ち、配線作業が可能な状況なのかどうか、事前の検査が必要となってきます。
今回も2日かけて配線廻りの検査や事前作業を行いました。
私と電気屋さんでかなり苦労しましたがなんとか配線経路を確保、工事ができる見通しとなりました。
実は新築時の電気図面をお持ちだったので、その情報から検討してある程度工事方法は想定していたのですが、、
実際配線を調べてみると全然図面と違うやり方で作られていたのです、、、
まあ、リフォームをしているとよくあるなの事です(-_-;)


そしていざ本体工事へ!

まずは現況です。

1工事前

この通路の狭くなっている部分に片引き戸自動ドアを設置します。
そして近くにオートロック対応のインタホン集合玄関機を設ける計画です。

まずは大工さんから

2大工 (2)

下がり天井作って

2大工 (3)

インタホンと照明設置の柱形を作ります。
側面の柱は耐水性耐湿性のある柱にしました。
雨のかからない室内側とはいえ外気に触れる場所なのでその方が安心です。

2大工(4)

これは柱型の下方につける取り外しのできる装飾パネルです。
大工さんに現地で加工して作ってもらいました。
このパネルの裏に自動ドアの電子制御部品を納めます。

2大工(5)

あとは先の左官工程の為に壁をモルタル下地用のラスカットパネルで納めて大工工事は完了。

次は電気配線です。

3電気 (1)

エントランス周辺の配線を納めていきます。

3電気 (2)

やはり自動ドアだけでも配線が多い、、
下の方は後でパネルを外して作業できますが上部のインタホン本体をつける周囲は外せなくなるので慎重に確認して配線を納めます。

そして左官

4左官 (1)

まずは既存のモルタル壁にカチオンという接着性をよくする下地材を塗ります。

4左官 (2)

その後全体をモルタル左官でしごいていきます。
もう中に入って見えなくなってしまっていますが、メッシュシートというひび割れ防止材を入れています。

4左官(3)

熟練の左官職人の技術はすごいですね。
金鏝一つで見事に平面に仕上げます。
できあがってしまうと、ワ~キレイーという事で簡単に思えてしまうのですが、
いざやると素人ではまず無理です。。(;^_^A
モルタルを塗りつけてなんとなく平坦にすることくらいはできるのです。
何が難しいって、この世界は【3次元】なので縦横の傾きだけでなく奥行方向もしっかりまっすぐにならないといけないからです。
今回もびったり納めてくれました。お見事。

余談ですが、こういった経験を要す職人さんが減ってきてしまっています。
私が知っている職人さんたちも軒並み40台↑です。
こういう現場で行うリフォームは機械で代用ができない仕事なので、
いつになっても職人さんが必要なんですけどね。


さて次の工程は塗装です。
周辺のベージュ職に合わせて、新設したモルタル壁を塗っていきます。

5塗装 (1)

まずは塗料の接着をよくするために下塗り(シーラー)からです。
少し壁の色が変わっているのがわかるでしょうか。
塗装はこういった事前清掃や下塗り作業が非常に大事です。

5塗装 (2)

そして塗装

5塗装(3)

この色合わせも現地でいくつかの塗料を混ぜて調色して作ります。
これも職人さんの経験と技術ですね。
周囲と違和感なく合わせて塗ってくれました。お見事です。


しばらく静かな作業が続きましたが
次の工程はちょっと騒々しい作業です。

床に自動ドアが滑るレールを敷く為に、タイル床をハツります(壊す)


これは施工前
6ハツリ (1)

まずは周辺に被害が広がらないようにカッターを入れてー

6ハツリ (2)

はつるっ

6ハツリ (3)

めっちゃうるさかったです。( ノД`)
居住者近所の方すいません。

6ハツリ(4)

3時間ほどかかりましたが完成。
職人さんいわく『結構やわかったです』との事。。。
みてたら大変そうでしたけどね、、、涼しい顔して帰っていきました。さすがでございます。

7養生

床に凹んでしまったのでしばらくは養生をして転ばないようにします。
こういった周辺作業は現場監督の仕事です。
こんかいはわたくしがやりました( ̄^ ̄)ゞ


ここまで準備していよいよ自動ドア本体がやってきます。
すでに着工してから2週間くらいは経っています。

7枠 (1)

とりつけるぞー!

7枠 (2)

写真だと見えづらいですが、下のレールは土間コンクリートにさした金属棒に溶接して固定します。

7枠(3)

本体枠がついたので、いよいよエンジンがやってきます。
こいつがドアを動かしているんですね。

8エンジン (1)

とりつけるんだー

8エンジン (2)

2人がかりで2時間程度で取り付けられました。

8エンジン (3)

なんか『できてきた感』がありますね♪
表面が黒いのは養生シートが貼ってあるからです。
作業部以外は最後まで剥がしません。


工事はまだまだ続きます。

お次はコーキング

9コーク (1)

本体と周辺壁のスキマを埋めます。

9コーク (2)

さすがプロはうまい。

そして下レールの周辺をモルタルで埋めていきます。
この作業が終わり乾燥すればもうレールを踏んでも大丈夫!
器具付けを残しほぼ完成です。

10モルタル (1)

キレイにできたー\(^o^)/

10モルタル (2)

表面が乾燥するまで2日ほど寝かし。

最後にインタホン器具などを取り付けていざ完成(´ω`人)

11完成


一気に書いてしまいましたが、
計画から着手、完成まで、商品仕入れ期間を除いても3,4カ月かかる大変な工事でした。

でも見た目も恰好よく、居住者の方には安心して住んでもらえるようになって好評でした。


当社ではこういった難しい工事もしっかり対応致します。

ご検討されている方は是非ご相談下さい。

それではまたノシ


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